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Leo Lionni's Friends
レオ・レオニズ フレンズ

小さい魚が集まって大きな魚に立ち向かうお話は、多くの人の遠い記憶にあるのではないでしょうか?それは「スイミー」という絵本のお話で、作者はレオ・レオニという世界的なアーティスト。レオ・レオニは子供のための絵本を沢山生み出しました。現代美術アーティストとしても有名なレオ・レオニの世界をご紹介いたします。

 

【レオ・レオニ(Leo Lionni 1910-1999)プロフィール】

レオ・レオニは1910年オランダに生まれました。イタリアで暮らした後、米国に亡命し、イラストレーター、グラフィックデザイナーとして成功を収めます。その後再びイタリアへ帰国し1999年イタリアのトスカーナで亡くなりました。「スイミー」「フレデリック」「アレクサンダとぜんまいねずみ」3作品でカルデコット賞を受賞。その他にも米国、ドイツなどで多くの賞を受賞しています。

1959年49才の時、孫にせがまれて作った作品『あおくんときいろちゃん』が最初の絵本であり、レオニの作品中、最高傑作とも言われています。
その後、彼は30冊近くの絵本を発表いたしました。

ドイツ最優秀絵本賞(1965年)、New York Times 過去5年間の最優秀絵本賞(1966年)など、6つの栄誉ある賞を受賞した絵本『スイミー』他、11作品で21もの賞を授与し、1984年にはアメリカ・ グラフィックアート協会のゴールドメダルを受賞しました。またアメリカの最も権威ある児童・子供文学(絵本)賞であるカルデコット賞の名誉賞を実に4作品でが受賞しています。

レオ・レオニの作品の面白さのひとつは、絵本を楽しんでいると、いつのまにか「自分とは」という人生の哲学を思索するところにゆきつくところです。そして、秀逸なグラフィックとともに語りかけるそのストーリーの奥深さが、幼児から大人までを惹きつけてやみません。

修練し卓越したグラフィックと、深遠な哲学が融合した作品は絵画、グラフィック、デザイン等の広い分野で多くの人々に影響を与え、レオ・レオニは今日「世界最高の絵本作家」とも呼ばれています。

  • 教科書にも登場
    日本では、「スイミー」「フレデリック」「アレクサンダとぜんまいねずみ」などが、1977年から小学校2年生の多くの国語の教科書に掲載され、広く親しまれています。
  • たくさんの絵本
    NYで第一線のグラフィックデザイナーとして活躍していた49歳の時、一緒に電車で移動していた孫のために作られたのが「あおくんときいろちゃん」。これがレオニの最初の絵本となりました。その後も「フレデリック」を始め数々の絵本を発表し、日本でもその多くが翻訳出版され多くの人に親しまれています。

 

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